Webleaf
leaflog リーフログ

和歌山大学 防災・日本再生シンポジウム 紀伊半島和歌山県のこれからの災害をイメージする レポート

防災・日本再生シンポジウム
紀伊半島和歌山県のこれからの災害をイメージする

地元の防災ホームドクターの挑戦

今月25日、和歌山大学が取り組んでいる南海トラフ地震などの自然災害に備えた研究成果の公表と防災のあり方について考える防災シンポジウムが和歌山ビッグ愛の大ホールで開催されました。

主催である国立大学法人和歌山大学の学長 山本健慈氏の挨拶で始まり、前半は和歌山大学内防災研究プロジェクト『紀伊半島における災害対応力の強化』の報告、休憩を兼ねての防災研究成果のパネル展示発表、後半はゲスト教授陣によるパネルディスカッション和歌山大学の防災教育研究の提言というプログラムで3時間半という長丁場で非常に内容の濃い防災シンポジウムでした。

紀伊半島における災害対応力の強化 想定を越える災害への備え

上記に題された研究プロジェクトでは、災害地理情報や災害前風景のデジタルアーカブ化および災害履歴や地理情報の特徴分析をする『災害地理情報』、災害に備えての情報を見せる技術および災害時に情報がオフラインでも使える技術の『情報通信技術』、危険箇所を超音波で継続的に計測および暴風雨下の濁流・泥濘を考慮した災害対策ロボット研究の『センシング技術』、災害をリアルに感じ取るための防災教育・訓練プログラム研究の『防災計画』、防災対応を地域振興へ転換し自律形成を目指す研究および災害廃棄物(流木)の資源としての利活用を目指す研究の『防災力を活かした地域振興』の5つのテーマで行われた。

主に必ず来るであろう南海トラフ地震に備えての防災対策ということですが、中でも破壊が免れない地域の再生プロジェクトも同時に考えるという案には感銘を受けました。3.11の東日本大震災では全てが津波で流されてしまい、地形の判別が困難な上に復元データも無く、元の街並みを把握することが不可能な状況でした。そこで地域データをデジタルアーカブ化し、復興が速やかに行われるように活かすというものです。他にもスマートフォンを活用したオフライン時に使える防災マップなど東日本大震災の教訓を活かした研究が行われていました。

詳しい内容は録音した動画(イメージと音声)をアップしましたのでそちらをご覧下さい。


<

>

前編(防災研究公表)

>

後編(パネルディスカッション)


時間の都合上、急ぎ足の公表でしたが各教授陣の「地域のために」という熱意が伝わってくる公表でした。ただ大事なことながら膨大な労力と費用が掛かる事業なので行政や世間からはなかなか認められないジレンマもあるようでこれには共感を覚えました。様々なテクノロジーについて学べたことはもちろん、諦めずに続ける意思と熱意、そして立ち向かう勇気を感じることができる素晴らしいシンポジウムでした。


 

2014.01.26 Webleaf


認知症について学ぶオレンジケア

おでかけスポット 公園文化施設

ウェブリーフ YOUTUBEチャンネルにて『箕島七〇年史』の動画版を配信中!