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第8回 在宅医療連携拠点事業講演会 『The在宅医療』~超高齢化社会を迎える備えと心得~ 中谷医科歯科病院地域連携室

第8回 在宅医療連携拠点事業講演会 『The在宅医療』
~超高齢化社会を迎える備えと心得~
(小児在宅医療の現状もふまえて)

講師 聖路加国際病院看護師 上野まき子 先生
   かがやきクリニック医師 南條浩輝 先生
   あさのクリニック医師 浅野直 先生
   野田医院医師 野田倫代 先生

日時 平成28年3月19日(土)

場所 ホテルグランヴィア和歌山6F

主催 医療法人匡慈会 中谷医科歯科病院 地域連携室


今回で第8回目となる中谷医科歯科病院の在宅医療拠点事業講演会。4名の医師を迎えて、在宅医療に関わる現場の状況を講演されました。

第一部一人目は聖路加国際病院の看護師を務める上野まき子先生より『最後まで楽しく食べるために』~嚥下障害の基本と対策~と題して、嚥下障害が起こるメカニズムをCTスキャン動画を交えて解説されました。嚥下による誤嚥性肺炎は高齢者の死亡率の第三位となるほど多く、正しい姿勢で介助することの大切さを説かれていました。ほかに嚥下訓練として嚥下を緩和する体操を来場者全員で実践したり、嚥下患者の発しにくい発声「ぱ・だ・か・ら」など紹介されました。

第一部二人目は小児科医の医療法人輝優会 かがやきクリニック院長 南條浩輝先生『小児在宅医療の現場から』と題して、普段知ることが少ない小児科医の現場のお話を聞かせて下さいました。「長く生きることができない赤ちゃんにはできるだけご家族との時間を過ごしてもらえるよう患者さんとご家族のご希望をうかがいながら「いのちのかがやき」に寄り添う医療を提供させていただけるように努めてまいります(抜粋)」と小児科医の想いを語って下さいました。南條先生は書籍を発行されているそうなので詳細を知りたい方はチェックして下さい。

第二部一人目は岡山県で活躍されているもの忘れ認知症外来が専門のあさのクリニック院長の浅野直先生『「あれっ?物忘れ?」と思った時』~認知症状と家族の向き合い方~と題して認知症状の傾向と対策を解説して下さいました。認知症という一目には分かりづらい症状についてのTPO対策をイラストと実例を交えて簡潔かつ分かり易く解説して下さいました。実例の紹介や物腰など非常にユーモアのある先生で終始和やかな雰囲気で行われました。

第二部二人目は地域医療を支える有田地方介護連携の会理事でもある野田医院院長の野田倫代先生によるエンディングノート「もしもノート」の解説『もしもノートをあなたに』。有田圏域ではすでに利用が始まっている「もしもノート」。今回は新たに和歌山市版が発行される事となり、活用例などを解説して下さいました。質疑応答では観覧していた医療関係者からも「家族の想いと本人の意思との差異を明確にできる優れたツール」と賞賛され、今後の広がりに期待されておりました。

本講演会は大変盛況で、参加定員100名を遙かに超える人数が参加されたようで通路が埋まるほどでした。厚生労働省が推進する地域包括ケアシステムの中核とされている在宅医療と在宅介護の連携が如何に注目されているか分かります。地域包括ケアという壮大な構想を実現させるには、医療と介護それぞれに従事する者が知識や技術を学び共有し、相互に活用できる環境を構築することこそが要となるのだと感じるシンポジウムでした。


 

2016.03.21 Webleaf


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